6月12日は1日1人観光で京都府の行きたいところを周りました。
嵐山〜和紙屋〜下鴨神社〜
そして最後に絶対外せない京都府立植物園へ。
1つどうしても見ておきたい植物がありました。
「キブネダイオウ」
植物学者の牧野富太郎博士が京都の貴船川流域で発見し命名したというものです。
京都府や岡山県の一部に分布するものだということで、現在京都府では絶滅寸前に分類になっています。
これは今のうちに見ておかないと見れなくなってしまうかも?!と思い訪園しました。
あまりに広大な植物園な上、時間も限られているしと入り口のスタッフの方にどのエリアに行けば見ることができるのか尋ねました。
スタッフの方は、どこだったかしら〜と思い出そうとしてくださいましたがわからず、管理事務所に問い合わせしてくださいました。
そこで衝撃な返答が…
全体的に茶色くなって枯れ始めています、と。
えーっ!!
来るのが遅かったかぁ…とちょっと茫然。
でも、とスタッフの方が、管理事務所の方に行くと展示用に鉢に植えたものの方が少しは見られるかもと希望あるお声がけを頂き、早速管理事務所へルンルン気分で向かいました。
管理事務所のすぐ目の前で、これは花かな?というものを見ました。写真をパチリ。
香りは周りに漂っていましたが、心地良い香りでした。
なんという名前の木だろうと見るとタイサンボクというそうです。
その木の別の場所に目を移したら顔の大きさくらい(もっとかも?)大きくて白い花を咲かせた木が目に入り、キレイだなぁとうっとりしながら写真を撮りました。
キレイな白色です。
私と同じように吸い込まれてきた年配の女性の方とこの花の素敵なことを共感し合いました。
ハッと気がつき、急いで管理事務所へ行きスタッフの方を訪ねたら、すぐに案内をしてくださいました。
これから展示する予定のスペースに置かれている「キブネダイオウ」を見せていただくことになり、胸はドキドキしました。
やはりお話に聞いていた通り、全体的に茶色くなってしまっていましたが、想像していたものとちょっと違っていました。
でも、キブネダイオウはタデ科だったなぁと、思い出しました。
タデ科というと私の中ではイヌタデを思い出すので、草丈が1mくらいとするとこんな感じかぁと。
ヒョロリとした佇まいを見ることができました。
室内での写真の撮影で、あまり上手でない腕前なので、キブネダイオウの様子を納得できない写真ばかりになってしまいました。
室内ではなく茶色く枯れ始めてしまっていても良いから実際に生えているところを見たい、と絶滅危惧種エリアに足を運びました。
またまた、すぐ手前でこんな看板が目に留まり…
どこに咲いているの?と探してもよく見えず、しゃがみ込んでみたら水の中に咲いていました。
これでも精一杯手を伸ばして写真を撮ったのですが、可愛い小さな白い花でした。
歩き疲れていましたが、こんな可愛い花に出会えた事で心が元気になりもう一踏ん張り歩く事が出来ました。
やっと、絶滅危惧種エリアに到着。
「キブネダイオウ」
日がガンガンに当たるようなところではなく、ちょっとジメッとしているようなところに生えていました。
やはり茶色かなってしまっているのを見て、今度こそ花が咲いているときに訪園したいと思いました。
この時期の京都は蒸し暑いですね。
歩くだけで汗が吹き出します。
荷物を軽くして、来年以降5月中旬ごろにゆっくりと訪ねたいと思います。